公務員のための戦略的転職のススメ

公務員から民間企業への転職!公務員がなれる業界・職種とは?資格やスキルを駆使して公務員からの脱却を目指します!

路上で知らない人に話しかけられたので友達になってみた(5)

皆さん、こんにちは。

最寄駅の付近で突然話しかけて来たNさんと飲みに行き、

Nさんから借りた『金持ち父さん 貧乏父さん』の感想の話から起業の話へ発展、

気が付けばNさんがビジネスを教わるために弟子入りしている師匠に会わせてもらえることになりました。

 

このお話の経緯はこちらからご覧ください!

 

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この日は新宿ではなく、五反田で待ち合わせ。

多忙な中で時間を作ってくれるというNさんの師匠の居住地兼活動エリアらしく、初めて五反田の地に降りました。

 

前回借りた『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』の本を手に。

ちょっと早めに集合したというので、一旦駅前のカフェでNさんと会話を楽しむことに。

アイスコーヒーを注文して適当に席につく。

 

『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』はそれなりに面白い本だったので、本を返しつつも感想をNさんに伝えました。

 

この本で紹介されているキャッシュフロークワドラント」とは、お金の生み方による4分類で、

E:Employee(従業員)

S:Self-employed(自営業)

B:Business owner(ビジネスオーナー)

I :Investor(投資家)

を表します。

EとSは、自らが動くことによりお金を生み出し、BとIは自分が直接動くことなくお金が生み出されるというものです。

ビジネスオーナーは、利益を生み出すシステムを作った後は、それがうまく回るようにするだけで、自分は働かずともお金を得ることが出来ます。

投資家は、お金がお金を生み出すため、こちらも自分が働かずともお金を得られます。

その一方で、従業員と自営業は性質の違いはあれど、自分が働かなければお金を得ることはできず、また自分が倒れてしまっては収入がストップしてしまうような不安定な立場です。

 

解説が長くなりましたが、

個人的な最終ゴールは投資家かなと素直に思ったので、Nさんに伝えると、
Nさんは投資家を目指すための道のりについて教えてくれました。

 

「投資家としてお金を十分に得るには、どのくらい元手が必要だと思う?」

 

「今アキラ君は公務員だから、いわゆるEクワドラントにいるわけだけど、

 E⇒Iと行くか、E⇒B⇒Iと行くか、E⇒S⇒Iと行くか、E⇒S⇒B⇒Iと行くか

 いろいろ選択肢があるよね。

 でも、実際にはE⇒B⇒Iが一番正しい道のりなんだ。」

 

Nさんは私に言いました。

 

ギャンブルでない投資家として生きていくとして、
株はだいたい年利2%くらいになる。
例えば今の水準を得るために月々30万円の収入を得たければ、
年間360万円が2%となる、1億8,000万円が必要。
そんなお金は当然一般的な社会人には用意できないから、
E⇒Iの選択肢は消える。

 

次に自営業で始めて、ビジネスオーナーになり、投資家を目指すルートについて。

自営業で始めてビジネスオーナーになるために必要な要素は、

1.始めるための資金(1,000万~2,000万円)

2.お店を成長させるための努力

3.そこで得たノウハウを継承する人を見つけ、店舗を拡大すること

とのことですが、

まず自分でお店を始めて成功し、ノウハウを継承するまでに5年~15年(大体のお店は5年以下で消える)

店舗を増やしてシステム化するのにまた5年程度かかると言います。

しかしながらノウハウを継承して店舗を増やしたとしても、継承した弟子が独立してしまうケースも多いとか。

年数もかかる上にリスクも高い、非現実的なプランと言えるため、E⇒S⇒B⇒Iの選択肢も消えます。

 

結果として、初めからビジネスオーナーとして始めることが最短ルートだというNさん。

たしかに『金持ち父さん』シリーズの中でも、投資家になる前のビジネス感覚を養うのにビジネスオーナーになることは薦められていました。

ではどうやってビジネスオーナーになるのか?

 

そこで師匠に教わっているとNさんは言います。

ビジネスオーナーに必要な土台を師匠に教わりながら確立した上で事業を始めていく、ということを今しているのだと言います。

Nさんの話を聞く限り、弟子入りからすでに3年以上経っているような印象を受けたので、事業を始める前の段階が随分長いなと感じました。

何はともあれ、師匠と呼ばれる人がどのような人なのか、その師匠ももともとは会社員だったということなので、ビジネスオーナーになるために何をしてきたのかを聞いてみようと思いました。

 

とかなんとか話しているうちに1時間が経ち、師匠と会う時間が来たようです。

また別のカフェに移動し、いよいよ初対面。

40代前半くらいの方がそこに座っていました。

 

元々初対面の人と会話するのがあまり得意な方では無いので、
なんとなく緊張感を漂わせながらちょこんと座っていました。

Nさんが私と今まで話した内容や、
『金持ち父さん』シリーズを貸したこと、その中で最終的に投資家を目指したいと考え、その過程でビジネスオーナーを目指すのが良いとアドバイスしたこと、
Nさん自身が師匠に弟子入りしていることを話したら、
ぜひお話を聞いてみたいということになった、ということを伝えていました。

 

Nさんも師匠を前に緊張した感じだったのが印象に残っています。

 

師匠はNさんの話を聞いた上で私に対し言いました。

「教えるのは可能だけど、3年間は土日も投げ打って努力してもらうことになる。
 他の普通の社会人が遊んだり寝たりして過ごしている休みの間も、
 その努力を続けられるほどの目標がある?
 ビジネスオーナーになった先に何がやりたいの?」

 

”何がやりたいの?”

 

この言葉は正直グサッと刺さりました。

元々何もやりたいことが無かったから公務員になりました。
このままじゃダメだと思い転職をしようと決意するものの、
まだやりたいことがよく分かっていない。
なんとなく生きてきた私が一番されたくない質問でした。

答えに窮していると、

 

「やりたいことをまず決めて、そのためにビジネスオーナーになる
 必要があるんだったらまた来たら良い。」

 

と師匠から言われました。

やりたいことをしっかりと洗い出すことを決意し、この日は解散。

 

帰り際に、Nさんからまた本を貸してもらいました。

 

億を稼ぐ人の考え方 (きずな出版)

億を稼ぐ人の考え方 (きずな出版)

 

 『億を稼ぐ人の考え方』

これもまた、自分の今後を考えるために読んでみると良いとNさんにお薦めされました。

 

この本を読んだこと、そしてこの本の存在が今後の運命を変えることになります。

 

次回、「VS師匠  第二試合」