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路上で知らない人に話しかけられたので友達になってみた(6)~Fin~

皆さん、こんにちは。

最寄駅の付近で突然話しかけて来たNさんと飲みに行き、

Nさんから借りた『金持ち父さん 貧乏父さん』の感想の話から起業の話へ発展、

気が付けばNさんがビジネスを教わるために弟子入りしている師匠に会ってお話しした後、『億を稼ぐ人の考え方』を借りたところで前回は終わりました。

 

このお話の経緯はこちらからご覧ください!

 

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億を稼ぐ人の考え方 (きずな出版)

億を稼ぐ人の考え方 (きずな出版)

 

さて、週末に師匠と会話し、翌週末に再び師匠と会う機会を設けてもらうことになりました。

それまでに、自分のやりたいことは何なのか?をはっきりさせることにしました。
別途、「メモの魔力」に掲載の自己分析1000問を進めているところではありますが、
Nさんに薦められて、やりたいことを列挙することにしました。

まずは「やりたいこと・なりたい自分」を列挙。
・成長できる環境で働きたい
・正当に評価される企業で働きたい
・金持ちになりたい
・子供には不自由させずに選択肢を与え続けたい
などなど。

次に、「行きたい場所」を列挙。

・オーストラリアに行きたい。
・宇宙に行ってみたい。
など。

次に、「ほしい仲間」を列挙。

・ともに高め合い、成長し続けられる仲間
・正しい道を示してくれる先生
など。

そして最後に、「ほしい物」を列挙。

・一軒家がほしい。
・良い服や靴がほしい
・車がほしい
などなど。。

 

自分のやりたいことを列挙したところで、
せっかくなので借りた本『億を稼ぐ人の考え方』を読んでみることに。

結論から言うと、この本は正直微妙だと感じました。

前述の『金持ち父さん 貧乏父さん』からの引用だったり、どっかで聞いたような話の焼き増しだったりと、

率直な感想は「うっっっっっすい本やなあ!」という感じ。

普段本を読まない人が一冊目に読んだとしたら、感銘を受けるのかもしれません。

 

また、何点か引っかかる表現がありました。

毎月15万円自己投資せよ

メンター(師匠)の言うことは絶対。メンター(師匠)は2人もいらない

親や友人の言うことに耳を貸すな。メンター(師匠)の話だけを信じろ

といったあたりでしょうか。

 

さて、薄い本だと思ったところで、私はAmazon大好き芸人なので、同じような感想を持った人もいるだろうと思い、Amazonでこの本のレビューを見てみることにしました。

 

そこで、他の本にはあまりない特徴に気付きます。

 

カスタマーレビューの総合値は星5つ中の4ですが、

割合をみると、

星5つ:52%

星4つ:28%

星3つ:3%

星2つ:2%

星1つ:15%

 

明らかにおかしい。

いくらなんでも、ここまで星1つのレビューが多いのには何かある。

というわけで、星5つのレビューはそこそこに、批判的なレビューを中心に見てみることにした。

 

星1つのレビューの中には、私と同じように

・内容は寄せ集めであり買う価値なし

・入門書としては良いかもしれないが、他のビジネス書と同じような記載が多かった

・薄っぺらい

といったレビューもある一方で、

 

騙されないで!ネットワークビジネスの本です。

・事○家集団と呼ばれるマルチ商法で活用されている本です。

偶然出会った人がこの本を進めてきたらマルチの勧誘ですお気をつけて。

 

うーん、ここまで言われてしまうと、たしかにこれまであったことは疑わしい。
色々調べざるを得ない。

 

と!いうことで、これらのレビューのキーワードをもとに、ネットの海を泳いでみることに。

 

特に「事○家集団」というキーワードが分かりやすかったので、このワードをもって調べを進めてみると、「環境」という集団に簡単にたどり着きました。

(特に、Twitterツイッター)で、ハッシュタグ #事○家集団 で検索をかけると、大量に出てきました。)

Twitter上では、環境にすでに加入している人、入っていたけど脱退した人、環境について情報発信する人を監視する人など、色々な人の発信する情報が飛び交っていました。

 

この集団の勧誘手段について、代表的な流れがまとめられていました。

下記のような流れで勧誘が行われているようです。

1.環境に誘うために友達を作る(ターゲット)

2.友達と飲みに行く等して現状を聞き出す(不満など)

3.師匠に紹介する(『金持ち父さん』等の本も薦める)

4.ビジネスを一緒にやりたいと言われる

5.セミナー等に参加させる

6.自己投資15万円をさせる

以上を繰り返すことで仲間を増やしているようです。

 

いや、俺やん

 

Nさんは良い人でしたが、ネットからの情報収集をもって、ようやく目が覚めました。

Nさんとの時間は楽しく、Nさんは良い人だったので、つい取り込まれてビジネスを立ち上げたい等と思い始めて、マルチ集団の一人になろうとしていました。

この集団の活動内容については、詳しくまとめているブログ等がたくさんありますので、そちらを探してみてください。

 

さて、目が覚めたところですが、やはり「Nさんに悪いな」と思ったのと、「やはり自分の目で確かめたい」と思ったことから、師匠と会う約束(2回目)にはいくことにしました。

師匠やNさんと話をするなかで、やはり黒だと自身で判断できれば、ここで見切りをつけようと。

 

いざ、再びの五反田にやってまいりました。
(どうやら五反田という場所自体、集団の巣窟みたいですね。)

 

Nさんと駅前で再会し、また同じカフェへ。
今回も師匠の時間が取れるまで、自分のやりたいことを列挙した内容をNさんに見せました。

すると、今度はNさんはそのやりたいことを年表に落としてみるように言います。

30歳までに?40歳までに?50歳までに?列挙した内容を年表にざっと落とし込んでいきます。

その後、Nさんはその年表に生きていく上でだいたい避けられないライフイベントを落とし込みます。

・結婚

・子供の誕生

・親の介護

これらにはどうしてもお金がかかる。

サラリーマン(キャッシュフロークワドラントで言うところのEやS)である限り、
働けど働けどお金は足りず、自分のやりたいことを全て叶えることは出来ない。

その結果として、ビジネスオーナーを目指すべき!という論調でした。

 

前提として疑った状態で今回は来てしまっているので、それはちょっと短絡的な考えだなあと思いつつ、年表を見ながらNさんと語りました。

そうこうしているうちに師匠と会う時間になったらしく、また別のカフェへ移動。

 

1週間ぶりの師匠は、相変わらず強そうなオーラを放っていました。

前回は大物だ…と思いながら話していたのでやけに緊張していたものの、

今回は「化けの皮剥いでやるぜ!」くらいのテンションで臨んでいたので、リラックスして会話したのを覚えています。

 

そもそも師匠が何のビジネスをやっているか、前回詳しく聞いていなかったので、まず聞いてみることに。

「師匠は、今何の事業をしているんですか?」

師匠の最初の答えは、

それを聞いて何になるの?何で知りたいの?

 

いきなりかみ合わなさを感じつつ、師匠のことを知りたいと思うのは自然だと思うのですが、と伝え、

・今はどのようなビジネスで収入を得ており

・はじめて持った自分のビジネスは何だったのか

を聞いてみました。

 

師匠の回答は、

・サロン経営をしている

・ビジネスは一人で始めるものではなく、はじめは同じ志を持った仲間を作って、皆で共同でビジネスを始めた

 

ということでした。

結局ビジネスについて詳しく教えてもらえなかったのは、実は嘘だったのか、それともあまり追及されると困るのか?と思いましたが、

二つ目の回答から、事前に調べていた事○家集団のビジネススタート要件と一緒だなあと思いました。

 

そのほか、

・『億を稼ぐ人の考え方』という本を借り、そこには自己投資月15万円という話があったが、師匠も月15万円自己投資していたのか?

・今後師匠に弟子入りするとなると、何から始めるのか?

といったことを聞いたと思います。

 

師匠は、当然自分も自己投資に大金をかけていたこと、今でもかけていること、弟子入りしたらまずは、ビジネスオーナーとしてのマインドセットを学びつつ、一緒にビジネスを立ち上げる仲間を作っていくことから始めると。

そう言いました。

 

回答の全てが、事○家集団そのものだったため、師匠と会話しながら、これは黒であると判断しました。

しかしながら、その場でそのことを追求して何か自分の身に危険が及ぶのも困るなあと思い、師匠とNさんの話に賛同し続けて時間が過ぎるのを待ちました。

 

そして師匠との面談タイムが終わり、Nさんとも笑顔でお別れした直後に、

 

全ての連絡先をブロックしました。

 

これでNさんやその先にいる師匠とのつながりはありません。

万が一、本当に怪しいマルチ集団でなかったり、Nさん個人が私と今後も仲良くしたいと思うのであれば、他の方法でアプローチをとってくる可能性も0では無いかな?と思いましたが、

幸いにも?今のところ全く音沙汰はありません。

 

まあ、普通ブロックした時点でふつうの友達でも関係が切れそうなものですが、

現代社会のつながりはあっけないもんですね。。

 

タイトルにあるように、

私ははじめNさんと出会ったとき、道で話しかけられたとき、

東京にまだ慣れていない純粋なアキラ青年は、

こんな友達の作り方もあるんや!!!

 

などと思ってしまいましたが、そんなわけない。

 

なんの見返りもなしに、路上で男が男に話しかけてくることはない。

男性⇒女性ならよくあることでしょうし、

ロマンスを求めることならあるでしょうが、

路上で友達探しを純粋にする奴なんか、この世にはいません。

いたとしても、私には、これを読んでいるあなたには話しかけません。

 

結論。

 

最近知り合った人から

・『金持ち父さん 貧乏父さん』

キャッシュフロークワドラント

・ESBI

・師匠

などというワードの入った話をされたら、

 

完全に黒なので、即ブロックしましょう。

良い人だからとか関係ないです。後悔してからは遅いです。

幸いにも私は直前で気づくことができましたが、

入るまで気づけず、なかなか出られなかった人もいます。

(脱退できた人たちのTwitterをみるのが最近好きです)

 

というわけで、以上

 

路上で知らない人に話しかけられたので友達になってみた

改め

路上で知らない人に話しかけられて友達になったと思ったらマルチ勧誘だった

を終わります。