公務員のための戦略的転職のススメ

公務員から民間企業への転職!公務員がなれる業界・職種とは?資格やスキルを駆使して公務員からの脱却を目指します!

路上で知らない人に話しかけられたので友達になってみた(3)

 

前回、自宅の最寄駅の付近を歩いていたら突然話しかけて来た人と飲みに行くことになった件の続きです。

 

このお話の経緯はこちらからご覧ください!

 

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さてNさんと新宿で再会。

人が集まる飲み会に行く前にNさんとサシ飲み。

年齢の割にと言ってはなんだが、Nさんは飲むのにあまりお金をかけないタイプのようだった。

サシ飲みの会場になったのは銀だこが提供する飲み屋。

たこ焼きを二人で分け合いながらビールで乾杯!

 

さて、前回路上で15分話した程度だったので、Nさんの素性を探ってみることに。

 

「お仕事は何されてるんですか?」

「何であの日僕に話しかけたんですか?」

「よく飲み歩いてるんですか?」

「僕のおすすめしたラーメン屋行きました?」

 

1時間程度の銀だこタイムでしたが、
少しだけNさんのことを知ることが出来た。

 

まずは、元は大手企業で働いていたものの、思うところがあって最近転職したこと。
聞いてみると、だれもが知っているような大企業でめちゃくちゃ稼いでいたようで、
休みもなく働き続け、月50万以上稼いでいたとか。

ただ、このままで良いのかと考えたとき。自分の上司の姿を見て全くなりたいと思わなかったことから、自分の時間を作ることのできる仕事に転職したとのこと。

ちょうど僕が転職したい公務員だということ、もっとバリバリ仕事をしたいということを伝えると、転職相談に乗ってくれると言ってくれた。

 

次に、なぜあの日話しかけて来たのか。
その答えを聞くと、誰にでも話しかけるわけではなく、ビビッと来たから話しかけたこと。

正直これについては本当か?という印象を受けた。

あの日の自分の状態を振り返ると

スーパーの袋片手に
両耳にイヤホンをして
在宅勤務のために人と会うことを想定していないボサボサの髪

と、自分だったら100%話しかけない状態。

正直イヤホンしてたのによく話しかけて来たなこいつらっていう印象だった。

未だに、カモっぽい顔してたから話しかけて来た説は抱えつつ話を続ける。

 

常に飲み歩いているわけでもなく、この日のような人との飲み会の時だけ飲むタイプのようだった。

この点については自分も同じだった。飲み会は好きだが家で一人で晩酌するようなタイプではない。

 

大企業からの転職組ということで、安定した母体を捨てて新たな舞台に飛び込むという意味では、自分と似たものを感じ、
転職について話を聞ける相手は貴重だと感じたので、今後も連絡を取り続けることに決めた。

 

転職話の中で今後何をやりたいかという話の中で、色々と本を読むことを薦められる。

そこで薦められた本の一冊が、

『金持ち父さん 貧乏父さん』である。

ベストセラーなので知っている人は多いと思うが、私は知らなかった。
そしてちょうどNさんが読み返しており持っていたということで、貸してもらった。

 

後で調べてみると、良書にも関わらず怪しいビジネスの勧誘なんぞに使われていることも多いようだ。
Nさんも読んでいると変な人に話しかけられる恐れがあるから、カバーをつけて読むのが良いと教えてくれた。

Nさんも十分変な人な気がするが。

 

なにはともあれNさんとの1時間のサシ飲みを経て、当初の目的であったワイワイウェイウェイの飲み会に行くことに。

実質全員知らない人という飲み会に行くのは28年生きてきて初めてだったので、かなりドギマギしつつも、Nさんと1時間飲んだことで程よく緊張もほぐれ、悪くない気分で飲み会に向かった。

この飲み会も自分の短い社会人人生の中で経験してきた、いわゆる「社会人が飲み会で使う飲み屋」ではなく、大学2年生が使うような飲み屋だった。

要は、笑笑とか和民みたいな、ああいう飲み屋だ。社会人になってから初めて行った気がする、懐かしい香りがした。

会費も良心的で飲み放題つきコースにも関わらず2,500円くらいだったと記憶している。

 

店に入ってみると、20代~30代前半くらいの男女が集まっていた。
Nさんと一緒にその辺の卓に入れてもらう。
卓にはあの日Nさんと一緒に話しかけて来た残り2人も座っていて、再会を果たした。

 

この謎の飲み会に集まっている方々の素性を伺ってみると、

色々な業種の人が集まっていることが分かった。

不動産から看護師から保険会社まで、どういう経緯で集まったのか全く分からない人々の集まり。

飲み会自体は何がどうということもなく、普通に初対面の人たちと雑談を続けていた。

 

そんな中、話しかけやすそうな見た目をしていたので、隣に座っていた大人しそうな男性(Tさんとする)に声をかけてみる。

この飲み会について、Nさんが友達の友達まで呼んで集まっているというふわっとした説明をしていたので、Tさんがどういう経緯でこの飲み会に来たのか聞いてみた。

 

すると、

 

路上で突然声かけられて、
その人の紹介で来た。

 

 

というのだ。

 

全く同じ・・・

 

この世はいつの間に路上で声かけられて飲み会に来るのが流行ってんだ・・・

 

誰に話しかけられたかというと、Tさんはそのまた隣に座っている男性を指す。

 

Nさんと一緒に話しかけて来た奴やん。

 

Nさんと一緒に話しかけて来た残り2人のうちの1人の男性(Lさんとする)だった。

LさんはNさんに比べると、あまり社交的なタイプに見えなかったので、

なぜLさんがTさんに路上で声をかけたのか聞いてみた。

 

すると、

 

その昔、Nさんに路上で声をかけられて友達になった。

Nさんと一緒に行動するなかで、Nさんがいろんな人に突然声をかけて

友達になっていく姿を見て憧れの気持ちを抱き、

意を決して初めて路上で話しかけたのがTさんだったというのだ。

 

Nさんの影響力すげーな。

 

そして、そんなLさんに話しかけられたTさんも、

知らない人に話しかけるようになったというのだ。

 

この後、この飲み会にいた何人かにどういう経緯でここに来ることになったのか聞いてみると、多くの人が

 

路上で突然話しかけられて友達になって、
その人の紹介で来た。

 

と答えた。

 

ヤバイ、、完全に知らない世界来た。

 

あの日Nさんと一緒に話しかけて来た2人、

その2人もNさんの路上話しかけマインドに感化され、

路上で突然話しかけて友達を作ったというのだ。

 

すごい世界に来てしまった。

 

Nさんを起点に路上話しかけマインドを得た人々が、

路上でピンと来た人に話しかけ、友達の輪が広がっている飲み会だったのだ。

路上で話しかけて来た人を怪しまずに(自分も人のこと全く言えないが)、

飲み会にやってくる好奇心旺盛な人が集まっているから、

話していてもストレスを感じなかったのだ。

 

変なビジネスの話をされるわけでもなく、

新たな世界に出会ってしまった感じがしたところで、飲み会は幕を閉じた。

 

帰りにNさんに〆のラーメンに誘われたのでついていくことに。

Nさん曰く、この飲み会には二次会が無い。

2時間一本勝負で解散するのだ。

 

ラーメンをすすりながら、謎の潔さを感じるのであった。

 

次回、Nさんに借りた『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んだ私が、

再びNさんとサシ飲みします。

続きはこちら。

 

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『金持ち父さん 貧乏父さん』についての記事も書きました。

 

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