公務員のための戦略的転職のススメ

公務員から民間企業への転職!公務員がなれる業界・職種とは?資格やスキルを駆使して公務員からの脱却を目指します!

【公務員の転職】転職活動の経過報告です!Part2【転職活動】

皆さん、こんにちは。

 

リクルートエージェントさんを通じて転職活動を続けているアキラユータです!

前回、担当エージェントに「コロナの影響で書類通過率は10%以下なので、
まずは20社を目標に申し込みましょう!」と言われ、

思った以上に書類でボコボコ落とされました。

 

 

そんなとき、

 

とあるコンサルファームから一次面接の案内が!!

 

企業の戦略立案、業務プロセス改革、官公庁・自治体等への政策提案などを軸にコンサルティングを提供している企業です。

ITを活用した分野に強みを持っていると言えます。

その中でも、官公庁相手の部署への配属となる案件でした。

 

エージェントから送られてきた面接対策シートを基に、下記項目を作成しました。

(一部フェイクを含みます。)

 

・自己紹介

駅弁大学を卒業後、○○市役所に入庁しました。
まちづくり推進課で、地域コミュニティの発展を目的とした
事業の企画・準備・運営を通じて、地域を盛り上げることに尽力しました。
その後、スポーツ推進の担当部署に異動し、
オリンピックを通じた地域の盛り上げに向けた各種事業を行っています。
どうすれば地域を盛り上げることが出来るかといった課題の解決に向けて、
日々チームで課題検討を重ねてきた経験が御社でも活かせると考え応募しました。

・現在の業務内容

オリンピックを通じて地域を盛り上げることを目指して、日々課題に取り組んでいます。
仕事においては、全ての関係者と直接密にコミュニケーションを取ることを
最も大事と考えて、行動してきました。直接顔を合わせて会話し、
疑問や懸念点の声を直接伺うことで、自分たちだけでは気付かない思わぬ課題の発見に
つながったり、その解決策の検討に役立てるため、
可能な限り直接のコミュニケーションを重視しています。

・なぜ転職するのか

私自身、常に新しいことに挑戦し、成長・変化し続けたいと考えていることが理由です。
現職は行政組織のため、基本的には前例に倣う意思決定も多く、
保守的な風土が根付いています。もちろん、安定的な行政運営のためには
前例に沿うことも重要ですが、新しいことを始めたいと思ったり、
変化を起こしたいと思ってもどこか消極的で、そのような提案をしても、
意見が通らないことがありました。
そのため、日々新たな課題に挑戦できて、成長していけるような組織で働きたいという考えに至り転職活動をしております。

・転職で実現したいことはなにか

日々新しいことに挑戦が出来る環境に身を置き、挑戦を続ける中で、
まずは何か一つ自分の専門分野と言えるような知識や経験を蓄え、
その分野において何か目に見える大きな成果を残せる人材に成長したいと考えています。

・その実現したいことは現職では実現できないのはなぜか

大きく二つあります。第一に、市役所では前例に倣う意思決定も多く、
保守的な風土が根付いているため、日々新しい挑戦が出来る環境とは言えないことです。
第二に、多くの自治体でも同様ですが、3年から5年のスパンで
全く異なる部署へ異動になることも多いことが理由です。
個人として一層能力を高め、専門分野と呼べるような知識や経験を
身に着けたいと考えておりますが、異動が繰り返される環境では、
それは容易ではないと考えています。

・なぜコンサル業界を志望するのか

コンサルティング業界を志望する理由は、個人としての成長の機会を最も得られ、
専門性の高い仕事ができると考えるからです。
コンサルタントは、各個人の能力を価値として提供するものと捉えており、
そのために、個人としての活躍の場・成長の場が他に比べて多いと考えております。
自分の専門分野と言えるような知識や経験を身に着けて、
その分野で目に見える成果を残せる人材に成長したいという、
自分が転職で実現したいことにも合う業界であると考えております。

・コンサル業務に活かせる現職での経験や実績

前例のない課題に繰り返し取り組んできた経験が、コンサルティング業務で活かせると考えております。

現職ではスポーツを通じた地域の盛り上げに係る課題を発見し、解決に向けた提案をすることが求められてきました。

課題に対して複数のアプローチを検証し、適切な策を提案・実行するという経験は、コンサルティング業務でも同じフローをたどるものと考えており、そういった面で私の経験が活かせると考えております。

・入社後、どのようなコンサルティングを提供したいか

御社に入社後は、行政でのICT活用に関するコンサルティングを提供したいと考えています。
その理由ですが、市役所での経験から、行政において最も時代の流れに後れを取る部分がICT分野であると考えるためです。

・なぜその会社でなくてはならないのか

理由は大きく二つあります、
第一に、御社がICTの分野に強みを持っていることです。
御社が強みを持つ分野ですので、行政でのICT活用に関するプロジェクトに携わるチャンスが多く得られると考えております。
第二に、「個の強みを活かしやすく、成長しやすい環境である」ことです。
他社と異なる適正な規模により、より個人として活躍の場が得られる可能性の
高い環境であって、また実力評価であるために、成長すればするほど更なる挑戦の機会を得られる環境であると考えたことが理由です。
以上ことから、ぜひとも、御社で挑戦したいと考えております。

・5~10年後どうなりたいか

5年後には一人前のコンサルタントへ成長し、幅広い範囲のプロジェクトを
経験しながら、自身の専門分野と呼べるものを確立したいと考えます。
10年後には、自身の専門分野を磨き上げ、その分野においては御社を代表する
コンサルタントとして活躍できるように成長し、大きな成果を残すことに貢献したいと考えています。

・長所と短所

長所は、仕事のスピード意識とインプット力と考えています。
現職では、上長から与えられるオーダー、市民や他部署からの問合せに対し、
可能な限り1営業日以内に方針を立て、戻すことを決めて、実行しています。
またインプットについて、業務に関連する知識の習得や資格取得に常に努めております。 

短所は、心配性で、大事な場面で緊張しやすい点と考えていますが、
緊張状態においても高いパフォーマンスを発揮できるように事前準備を
「入念に」行うことと決めて克服を目指しております。

・入社後どうなりたいか

入社後、まずはコンサルタントの土台となるスキルの習得に努めたいと考えています。
先輩から学ぶことから始め、情報収集からデータ分析の仕方、説明資料の作成や
クライアントへの提案の仕方など、初めのうちに多くのことを経験させていただき、
学びたいと考えております。スキルの習得に並行して、
参加させていただけるプロジェクトに関する業界やトピックの知識をつけることに努めます。
土台をしっかりと作った後には、可能な限り多くのプロジェクトに携わらせていただくなかで経験を積み、
入社後3年間で一人前のコンサルタントへ成長することを目指します。
以降は、幅広い範囲のプロジェクトを経験しながら、自身の専門分野と呼べるものを
確立し、その分野では御社を代表するコンサルタントとして活躍できるよう成長したいと考えています。

・選考を受ける企業への質問

・ICT領域の技術的な話は詳しくないのですが、入社前に学んでおいた方が良い内容はありますでしょうか。

・入社までにさらに学んでおいた方が良いことがあれば教えてください。

・配属先の社員の方と直接お話しする機会をいただくことは可能でしょうか。

・配属先の社員の方の一日の流れや行動スケジュールを教えて下さい。

・採用された場合、どのくらいの期間や準備段階を経てプロジェクトに参加させていただけるのでしょうか。

・御社で特に成果を上げている方々の特徴などありましたら教えてください。

 

以上のように、一通り考えてみました。

 

 

実際この段階では、自分の本当にやりたいことなんだろうか?と思いながら、
とりあえずそれっぽい回答を作成した上で、面接に臨むことにしました。

しゃべることのポイントは頭に焼き付けつつも、今回はWEB面接。

WEB面接なのでカンペ用意し放題ということで(?)、

パソコンの画面右半分を面接のウィンドウ、左半分をカンペ置き場にしました。

(あまり目線がずれる位置に置くとバレると思ったので。)

 

スーツもばっちり着て、自分の部屋で待機!

真夏の面接って汗だくになるのが難点ですが、

WEB面接だと家から一歩も出なくて良い上に、

革靴やカバンを用意する必要もなく、何なら下を履かないでも大丈夫!

(実際、スーツはちゃんと着ていましたが、リラックスのために靴下は履かずに受けていました。)

 

緊張感をもって、いざ、WEB面接へ。

 

今回の面接官は、マネージャークラスの方。

在宅勤務のようで、自宅っぽい背景で登場しました。

はじめの質問は、「弊社を知ったきっかけと志望理由」

 

……

 

いや志望理由から聞かれるのは決して変なことじゃないんだけど……

 

エージェントがこの一次面接は、最初の自己紹介が一番大事!!って言ってたから…

 

めっちゃ自己紹介の練習してた……

 

と思いながら、気を取り直してぽつぽつ語り始める。

 

とはいえ、なぜ転職?⇒なぜコンサル?⇒なぜ弊社?の順でしか考えていなかったので、

思わず(?)、エージェント経由で知りました……みたいな建前もクソもないただの本音から始まりました。

その上で、調べていく中で行政のICT推進に興味を持ったことを伝えました。

そこから深堀が始まりました……。

 

具体的に行政のICT推進とは何か?

⇒テレワーク環境の整備。コロナ禍で課題が浮き彫りになったと考えている。

⇒なぜテレワーク環境が整っていないか?また、どうしたら現状を変えていけるか?

⇒原因は二つあると思う。現場の危機意識の薄さと意思決定の遅さ(この辺から歯切れが悪くなる)

⇒どうすれば解決できると思う?

⇒内部から意識を変えること。内部だけで難しい面には外部からのアプローチが必要と思う。

⇒外部のコンサルを得るには調達が必要。調達をかけるにも予算が必要。そもそもの調達を出すためにどうすれば良いか。

⇒若い世代の方が危機意識を強く持っているため、下から突き上げる必要があると思う。

⇒それが難しくて転職活動をしているのではないだろうか?なぜ公僕からコンサルに移ろうと思ったのか?

⇒現職の業務に物足りなさを感じる。

⇒異動の相談はしていないのか。

⇒相談はしているが、役所内では変わらないと考えている。

⇒それはなぜか?

⇒保守的な風土で、新しいことや変化に鈍いから。

⇒言っていることはわかるが、それを打破することが、コンサルになることで解決するか模索していきたい。
行政相手の外部コンサルは基本調達案件に対して落札したら業務に入ることが出来る。
基本的に仕様書を満たすなかで、より付加価値をつけていくという働き方になる。
これまでは行政の内側にいて、根回しとかできたと思うが、外部コンサルは一歩外の存在になるので、対面するのは若手とか主任、せいぜい課長補佐。
意思決定者と直接話すことは難しく、物理的な距離が出来てしまうが、
そういった中で、外部コンサルとしてどうアプローチしたいと考えるか。

と、今後も延々と続きましたが、見直してみるとかなり支離滅裂ですね。

 

一通り問答があった後に、面接を担当して下さった方が、改めて自分がやりたいことは何かということに向き合うようお話ししてくれました。

 

エージェントとキャリアプランについてしっかり話してみるのが大事。
ちゃんと親身に聞いてくれるようなエージェントを探すべき。とか、

 

民間企業じゃなくとも、まずは現職にいながらNPOに参加してみるとか

そういったアプローチもあるよ。とか。

 

正直、エージェントの藤井さんよりも、
面接官の方がまじめに自分のキャリアに向き合ってくれていると感じました。

もちろん会社にとっても、マッチングがうまくいかずに、すぐ辞めてしまうような人材に来られるよりは良いでしょうが、

ただ黙って落とせば良いものを、真剣に自分のやりたいことに向き合い、キャリアプランについて話し合ってみることを提案してくれました。

 

ありがてえ……ありがてえ……と思いつつ、面接修了。

 

結果はもちろんお祈り

素養はあるものの、選考を進ませることが本人のためにならない、という
面接で言われたことそのままのようなフィードバックが添えられました。

 

初めての民間企業の就活。初めての民間企業の面接。

ボロクソになって改めて自分と向き合い、

心新たに、やりたいことを改めて考えてみるのでした。

 

続く。